「置き物」といってもいろいろありますが、大抵は壁を背にして置かれるものが多く、人形にしろ壺にしろ「正面」があります。教室内で静物画を描くときは、置き物の周りを囲むのではなく、みんなが前から置き物を見ることができるよう、椅子を移動させて好きな位置からデッサンし、着色のみテーブルで行うことにしました。
今回のモチーフは唐馬の置き物。20人近くいるので見る角度は少しずつ異なる上、静物画は背景をどうするかで印象も変わります。見えるままに描く人もいれば、想像力を働かせて陶器でできた馬に生命を与えた人もいて、十人十色の馬の絵が出来上がりました。
最後にみんなで作品を鑑賞しながら講評を行います。「デッサン力があがったな」、「背景の色が違うとこう変わるんだな」などの発見もあり、次回への活力となることを願っています。
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