2021年5月の最初の活動はゴールデンウィーク真っ只中ということもあり、スケッチに行く場所を悩みました。湯河原や熱海は有数の観光地で、コロナ禍とはいえ連休中は首都圏からの来訪者が多くなります。梅の咲くころは観光客でにぎわう幕山公園、5月ならば少しはスケッチをする余裕もあるだろうと足を運びました。
新緑の美しい山、澄んだ水の流れる新崎川。ハイキングやピクニックを楽しむ家族連れもいましたが、山からの強い風の吹き抜ける中、十分広い園内でスケッチを敢行しました。
滞在時間は1時間ちょっとと短めでしたので、皆さん下書きだけで一旦終了。着色は自宅で行うことになりました。
2回目の活動では、できあがった作品を並べていつも通り講評の時間を設けました。緑溢れる幕山公園、これまでの経験から様々な緑を駆使して異なる木々の表現や遠近感を出せるようになってきました。川の流れを描いた人は、水の色をどう表現するのか、悩みながらもそれぞれの持ち味が出ていました。
同じ場所で絵を描いても切り取り方によって全然違う絵になります。この日は、風景画を得意とする井上副代表の「速描きスケッチ」のデモンストレーションもあり、次回以降の野外スケッチ制作に生かしたいと思いました。
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