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ainoue81

人物画―影を描く

2021年8月のテーマは「人物画」でした。 初回はまず鉛筆でデッサン。鉛筆で陰影をつける作業は、自分の眼では「立体的でカラー」に映っているものを「平面に白黒で表現する」ことになります。服の色や柄にとらわれることなく、影がどこにあるのかをよく見るようにしました。思いのほか形をとることに苦戦していましたが、鉛筆の黒だけで表現することは次の課題に非常に役立ちます。


2つ目の課題は、1枚目に描いた鉛筆画を元にして、別の画用紙に1色の水彩絵具で同じように陰影だけで人物を表現。普段「モノトーン」で絵具を使うことがないので新鮮でした。

明るいところは紙の白さを利用した「白抜き」で、濃い影が落ちているところは絵具を濃く描くという作業でしたが、輪郭を際立たせるために背景を塗ったり、「差し色」として2色目を使うこともOKとしました。 水彩絵具が乾ききらないうちに時間が来てしまったので、制作途中の作品を皆でさっと鑑賞し、この課題は次回の活動に繋げることにしました。




8月2回目の教室は豪雨の影響で急遽キャンセル、自宅で人物画に再挑戦することになりました。モチーフは自画像でも家族でもOK、絵具1色または2色で作品として仕上げてもらいました。 9月は緊急事態宣言が出たため教室での活動を自粛したので、その間に仕上げた人物画作品を「サロンだより」に掲載し、メンバーに配布しました。講評とともに他の人の作品を紙面にて見ることができるので、モチベーション維持にも繋がります。 今回の人物画は「陰影を読み取る」という意味では、静物画や風景画にも共通する内容でした。今後の制作活動に役立ててもらえればと思います。



上にあげたのは全てではありませんが、皆さんの力作です。他に本サイトのギャラリーインスタグラムでも紹介していますので、ご高覧ください。





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