芸術の秋――11月は熱海・湯河原・真鶴のあちこちでアート関連のイベントが開催され、地元の人や観光客で街は賑わいます。山々が紅葉し始め、行楽日和となるとなおさらです。
私たちアートサロンの活動は日曜の午後――観光地の賑わいを横目に、いつも通り公民館に集まり絵を描くことを楽しみました。今月は3つの静物画モチーフを用意。グループごとにおしゃべりも楽しみながら、デッサンをして水彩絵具で着色します。1回目の活動で描き終わらなかった人は家で続きを描いて、2回目の活動時に持ってくる人が多くいました。2回目も引き続き同じ作品を仕上げる人、別のモチーフに挑む人など自分のペースで制作に励みました。おやつタイムの後は、みんなで講評です。良いと思う点をお互いに指摘しあい、次回の作品に繋げていくことになります。
それでは各作品をモチーフごとにご紹介。
1.アンティーク調の列車の置物
四角い列車だけではなく、造花を添えて、各自魅力的な構図を考えました。斜め前から描いて列車の正面をフォーカスしたり、造花と列車の色に合わせた背景色で作品をまとめるなど様々な工夫が見られました。
2.ワインを運ぶ二人の水兵人形の置物
人形の顔がユニーク。さらに本物のワイングラスと瓶を好きなように組み合わせて、魅力的な構図を作ることも課題でした。瓶やグラスの透明感に苦労した人もいたでしょう。背景の色にも個性が表れていました。
3.チェロを弾くピエロの置物
2年ほど前に同じモチーフを使ったので、初心者向けモチーフとしましたが、2回目に挑む経験者の姿も。独特な動きや音楽まで感じるような作品もありました。静物画は背景の処理に悩みますが、感じたまま好きなように色を塗ると良いかと思います。
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