2021年4月のモチーフは「フルーツ」。2年ほど前にも一度描いていますが、初めての方も多く、お皿に載った様々な種類の果物をじっくり見てデッサンするところから始めました。とりわけ難度が高いのはパイナップルです。ほかの果物と比べて大きすぎたり、表面の模様の特徴を掴むのに苦戦する人も。1回目の活動では下書きしかできない人がほとんどでした。
終了時に全員でくじ引きをして、モチーフとなった果物を少しずつ持って帰りました。こういった”お楽しみ”もアートサロンの魅力の一つです。
2回目の活動日に着色を計画していましたが、多くの人がご自宅で仕上げて持ち寄ってくれました。この日はフルーツこそないものの続きを塗るグループと、描き終わった人は置物の鉛筆デッサンに取り組みました。 後半はみんなでできあがった作品の講評です。ほかの作品の良い点を見ることは、非常に勉強になります。フルーツは食べ物ですから、「美味しそうに見えるよう彩度を上げた」という工夫に、「なるほど」と思った人もいるでしょう。難しかったパイナップルの表現や陰影のつけ方、背景の処理や色の選び方など、様々な角度から「学び」を得て、次の作品づくりに生かしていきたいと思います。
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